種をまくの夢
私たちの歩み:学校から「暮らし」の教育へ
私たちは長い間、公立学校の教員として子どもたちと学びを共にしてきました。
その生活は刺激的で充実したものでしたが、一方で学校という組織の閉鎖性や、強い負担を抱える現場の困難、増え続ける不登校の子どもたちの姿に、「今の教育のあり方」を問い直す必要性を強く感じるようになりました。
「もっと自由に、『一人一人ちがう』を受け入れられる場所を」——。
2024年3月末、夫婦で教員を退職する決断をしました。
そして、教科書を使わず、「よく暮らす」ことを真ん中に置いた「種をまく」をスタートさせました。
種をまくの教育理論:「歴史と手仕事」がひらく探究の道
私たちの教育理論は、日々の生活から生まれる「問い」を大切にするものです 。現在はその切り口として「歴史」と「手仕事」に着目しています 。
歴史は、名もなき人々が繰り返してきた工夫と手仕事の系譜です。土や木などの自然のモノに触れ、自らの手で形を創るプロセスは、脳を活性化させ深い集中を生み出します 。この試行錯誤こそが、AI時代に求められる「自ら問いを創る力」、「問い続ける力」を養うのです 。
実は、この探究には学校で学ぶ学習要素もたくさん含まれています。
例えば「土器づくり」一つをとっても、粘土を掘り出す際の「地層」や、焼き上げの際の「火の性質」、形成における「対称の形」など、理科や算数の生きた知識に触れることになります。さらに、資料を読み解き、自らの体験を感想文や説明文にまとめる国語力も、探究の過程で自然と育まれていきます。
言うまでもなく、現在の「教科」という枠組みができるずっと前から、人類は圧倒的に長い時間をかけ、生活の実感を通して学んできました。私たちは、こうした「暮らしに根差した本質的な学び」を実践しています。
2026年、熊谷から全国への飛躍
事業開始から2年、私たちは歴史体験の専門事業者として国内屈指の経験を蓄積し 、2025年には体験利用者数600名を突破しました 。
2026年は、さらなる飛躍を目指しています。
大手教育事業者や博物館や図書館、学校や学習塾などとの連携、他業種との協働など 、「熊谷から全国へ」その歩みを加速させていきます 。
私たちの究極の夢:新しい「学校」の創出
テストの点数や合格率といった「わかりやすい成果」も大切ですが、人が幸せに生きるためには、自分で決めて行動する力や、じっくりと考えを深める力が必要です。
私たちの究極の夢は、埼玉県北部に、探究と体験を軸にした新しい「学校」をつくることです。
そもそも学びは、人が幸せに生きるための手段。自分に合った学びのスタイルを見出し、主体性と自律性を発揮できる若者を育てたいと考えています。
この事業が教育を考えるきっかけとなり、一人でも多くの人の幸せにつながることを願っています。
私たちの想いに共感していただけましたら、ぜひ応援や励ましの声をいただけますと幸いです。
種をまくスタッフ一同